ピラミッドの色々△🇪🇬

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誰もが知るピラミッド、人を寄せ付ける力があるピラミッド。


サッカラの項でも紹介しましたが、ジョセル王、スネフェル王、そっから一番有名なギザのピラミッドと、建築方法や形状については変遷がありました。
これはクフ王のピラミッドで、大きいピラミッドは3つ。
右からクフ、カフラー、メンカウラー。
最大のピラミッドを作ったクフ王(カイロ博物館で撮影)

その他葬祭神殿や河岸神殿、王妃のピラミッド等々の複合施設に溢れています。
スフィンクスは真ん中のカフラー王から参道がつながっています。
分かりやすかったので引用させてもらいました。

クフ王のピラミッド

クフ王のピラミッドの高さ、現存している高さは138.5m、実際は147m。

底辺の長さは230m

東西南北、ほぼ正確に向いていて、誤差は-0.06°(-3分38秒)。

星や太陽を観察し、正確に方角を知っており、それに沿って建築する技術、そして建設した労働者、その統制力。

正直計り知れない、というか、言葉では説明できない。ただすごい。

角度は51°ほど。

これだけの石をどのように積み上げていったのか、まだ分かってはいませんが、いまは傾斜路説が一般的なようです。

大林組が行った、建築計画の見積もりによると、1280億円かけて5年で建築可能だそうです。

方法は、やはり傾斜路を使うらしいですが、最後はヘリコプター。。。

興味があればlink見てみてください。
傾斜路説
おそらく石を上へ運ぶために傾斜路を使ったと言われていますが、その形状についてはいまだに議論があります。
これも引用させて頂きました。
石からは窪みが見つかっていて、おそらくそこに棒を入れてテコの原理で押すように移動させたりソリを使って運んだ。(と考えられる)

一つ一つの石は2トンほどあるらしいですが、ピラミッドはそれを230-300万個積み上げて作られている。

入口
僕の勉強ノートを共有します。

先ほどの画像のの真ん中下あたり、正規の入口は切妻構造が見られ、重さを拡散する技術が見て取れます。


観光客が入れる入口は盗掘された時の入り口で、アル=マムーンが9世紀に開けた穴から入ります。

千夜一夜物語では、30余りの部屋があり、貴重な宝石や財宝、曲げても割れないガラスがあるなど、色々言われていた。
大回路

2-6-9と進むと、大回路という大きな空間がある。(地下には行けませんでした)
地面より上に造る場合、自重で潰れてしまう恐れがありますが、4500年たった今も、こうしてこの場に残っています。

幅2.1m、高さ8.7m、長さ47m。

なかなか考えられません。
砂場のトンネルですら、すぐに崩れてしまうのに。

7.8の王妃の間、水平回路には入ることができませんでした。
地下空間
地下は未完成らしいですが、105mほど屈んで降りなければならないそうです。

ピラミッドは砂地に立ってるわけではなく、石灰岩に立っています。(スネフェルのピラミッドは地盤沈下が起きた)

つまり、地下は地面をくり抜いて作っていったわけです。
星を指す通気口
王妃の間と、現実からは通気口が伸びており、外までは続いていないものの、星を差している。

ノートにも書いていますが、地球は自転し、公転し、加えて2万年周期?で歳差運動という首振り運動をしています。

それを計算すると、4500年前の星の位置を指していることがわかるそうです。

この時重要だったシリウスや、こぐま座の星などに焦点が当たっている。

考えられる?僕には無理です。

玄室
大回路を越えれば、少し屈んで進むと玄室があります。

10.5mの奥行き、横幅5.2m、高さ5.8mの空間です。
偶然、僕以外に誰もいなくなり、ピラミッドの核に自分しかいない状況にゾッとした。

この棺は御影石という石で出来ているが、エジプトではアスワン(カイロから南に1000km弱)でしか取れず、そこから運んで来たものだ。

花崗岩はとても加工が大変らしく、今では人工ダイヤで切断するほど硬い。

この時代に鉄などはなく、この時最強の金属は銅だったらしいが、それをノコギリ状ににひ、砂をかけ、これで擦り切るように形成したと考えられている。

実験考古学という分野での研究で分かったのは、古代と同じ道具で実際に花崗岩を切った場合、ノコギリ14時間かけて、深さ3cmほどしか掘れないらしい。

銅も摩耗するので、大量の銅、それを加工する炭も必要であった。

玄室の周りも花崗岩であり、計り知れない労力と、大量の材料が必要だった。

玄室にある通気口

玄室にも先ほど言ったような通気口が空いている。南側の穴は、1837年に、昔許されていたダイナマイト発掘で調査された。
そうすると、この時代に全く一般的ではない26cmx8.5cmほどの鉄の板が発見されたとのこと。(現在は大英博物館)

おそらく隕鉄(隕石が含む鉄)なのか、なんなのか。。。

重量拡散の間
玄室の上には重量拡散の間という名前の箇所がある。

玄室の上はひび割れがあるのだが、
このひびが入ったのは、建造中に入ったといわれている。なぜならひび割れ部に古代のモルタルがついており、古代人はこのヒビが広がらないかモニタリングしながら建造し、広がらなかったためそのまま使用した。(と言われている)

僕は超古代文明とか、宇宙人とか、そう言った類の話も好きです。
ただ、そう言った類の話は、ある種諦めというか、思考の限界を認めている感じが覚ます。
youtubeなんかで専門家の知見を聞くと、実際にどう作ったかということや、古代人の計り知れないスピリッツに感動しますね。

今回はこの本で勉強させてもらいました。
河江さんのyoutubeめちゃくちゃ見ていて、しかもいま現地にいるようなので、会えたらいいなと思っていますが、見かけないですね。。

クフ王より前のピラミッド
サッカラ、ダハシュールの項でもお話ししましたが、サッカラにあるジョセル王の階段ピラミッドから始まり、

その後スネフェルが崩れピラミッド、屈折ピラミッド、赤ピラミッドを作り
このような順序を経て、4500年後の人々をも魅了するピラミッドが生まれたのである。
未発見の巨大空間

名古屋大学が行った、宇宙から降り注ぐミューオンを利用した研究によると、原子核乾板を使用してピラミッドを調べたところ、大回路の上あたり大回路に匹敵するほどの空間があることを示唆された。
多分これ?

まだ何かということはわかっていませんが、現在も研究は続いています。

そのほかの写真はinstagramに投稿しているので、良ければ(@kkbnjgram)フォローお願いします。

最後に

こんな具合で、まだまだ分からないことがあったり、大きさに圧倒されたり、冒険心に駆られたり、、ピラミッドは魅力的で偉大ですね。

4500年前にワープしてみてみたいものです。

是非、みなさんエジプトに来てみてください。

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2024/6月現在 山梨にいます。たまに東京、長野