パレスチナ🇵🇸アパルトヘイトウォール


シャローム
今日はパレスチナのヨルダン川西岸地区に行ってきた🇵🇸

降誕教会
ベツレヘムにはイエスが生まれたとされる場所にある教会がある。

現在も長期工事中。

謙虚のドアと呼ばれる小さい入り口


内部も絶賛工事中

イエスが生まれたとされる地下洞窟は中に行って触ることができるものの、列が100mほどありそこまでのこだわりもあるわけではないので断念。

教会の脇から別の地下に行くことができる。


聖カテリーナ教会(だと思われる)


ここベツレヘムで生まれたイエス。
救世主の誕生を知ったヘロデ王(当時のユダヤの王様)は、ベツレヘムにいた2歳以下の男児を全て殺害したと言われている


この教会はパレスチナが申請した世界遺産となっている。イエスの誕生日であるクリスマスには多くのクリスチャンが訪れる。

ミルクグロット
ミルクグロットもベツレヘムの観光地の1つである。

マリアがこの洞窟で生まれたばかりのイエスと一緒にいると、天使から聖ヨセフ(イエスの父)にエジプトへ逃すようお告げがあった。

これによりイエスはヘロデ王からの男児殺害は免れたとされる。

いそいで出かける準備をしている際、母乳が何滴か落ちたことで赤い地面がミルク色に染まったという逸話がある。


アパルトヘイトウォール(分離壁)

そして、パレスチナに行きたかったもう1つの理由はアパルトヘイトウォールを見ること。

めちゃボロくてヤバさ満載の車チャーターして移動した。

パレスチナ問題の記事の通り、ユダヤ人が入植しイスラエル建国前はこの地はパレスチナ・アラブ人が住んでいた。

しかし、イスラエル建国後、中東戦争などを経てイスラエルはパレスチナ・アラブ人をヨルダン川西岸とガザ地区に追い出している訳である。

1884年のオスロ合意の翌年にパレスチナ自治政権が生まれたものの、パレスチナは事実上イスラエルに管理されてるようなもの。


ヨルダン川西岸において、パレスチナ自治政府が行政権など全てを担っている地区(A地区)は18%に過ぎない。

そのほかはというと、
イスラエル軍が警察権を握っているが行政権はまだパレスチナ自治政府にある地区(B地区)が21%

イスラエル軍が行政権など全てを握っているC地区は61%(C地区)

ほとんどがイスラエルに管理された国であり、ここにいる人達は事実上、イスラエル軍の監視下に常に置かれている。

アパルトヘイトウォールは、イスラエルが「テロリストの侵入を防ぐ」目的で作った、イスラエルとパレスチナを隔てる壁のことである。
とはいっても、だいぶパレスチナ側に食い込んで建設している。



壁建設の中止と徹去を求める国連決議(2003年10月21日)、国際司法裁判所の勧告(2004年7月9日)が出された後も、イスラエルは無視して建設を続けている。

現在でもイスラエルは、パレスチナ人をまさしく隔離・監視し自由を制限しているのである。

コンクリート壁は8mにも及ぶ。

その壁にはバンクシーなどを始め、平和を願う人たちの「パレスチナ解放」を主とした訴えや風刺画、思いが多くペイントされている。

自分がエルサレムに来て呑気に観光している裏で、自分の元いた地域に戻れず、壁の向こう側で苦しみ悲しんでいる人が沢山いるということ。

私たち日本人には分かりにくい事かもしれません。ただ、ここにいる人たちを無視して良いのでしょうか?

あなたはどう感じるでしょうこの壁、この事実

2017/9/22 パレスチナ 

ヨルダン川西岸 ベツレヘム

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2024/6月現在 山梨にいます。たまに東京、長野