שָׁלוֹם シャローム
朝4時ベングリオン国際空港到着。
世界一厳しいとも言われることがあるイスラエルの入国審査。
日本では何しているのか、家は持ってるのか、等々関係のないことまで聞かれました。
英語が全く話せなかったり、敵対する国に入国履歴があったり等、少しでも怪しまれたりすると別室送りになることもあるようですが、無事5分程度で終わりました。
それを終えると初代首相ベングリオンの彫刻が笑顔で出迎えてくれます。
シェルート(相乗りタクシー)でエルサレムに向かいます。
シェルートはタクシー乗り場からすぐにJerusalem行きを見つけて乗り込み、満員になったら発車します。
朝5時にはダマスカス門に着いた。
偶然ですが本日17/9/21〜23は、ローシュハシャナと呼ばれるユダヤ暦の新年が今日から始まる日でした。
そのため、帰国の際に困るであろうシャバット(安息日)だけでなく、僕が滞在している期間全て祝日かシャバットというあまり観光するにはよろしくないタイミングでした。
ただ、逆にいうとユダヤ暦の新年!
今日は神が天地創造を行なったことを記念する祝日です^ ^
たっぷり神様に感謝しましょう。
ここからはホテルにチェックインしに戻ったり仮眠したりしたので宗教別のハイライトといこう。
エルサレムやユダヤ、キリスト、イスラム教の概要は以前の記事通り。
来る前に色々調べて興味も持てたので
「あの時期のあの出来事がここで起きたのか!」というなんとも言えない感動は他のものには変えられませんね。
神話、聖書、映画、ゲームの世界に来れちゃうんですから。
To see the world,
Things dangerous to come to,
To see behind walls,
To draw closer,
To find each other and to feel.
That is the purpose of life.
ですね!
まずは
ダビデの塔
ダビデとは出エジプト期の後、カナンの地に戻って来てイスラエル王国を統一した人。
そしてその子供であるソロモンが第一次神殿を建立。
この博物館ではその第1神殿時代から王国の分断、バビロン捕虜、ローマ帝国による支配、ヘレニズム文化の波など時代の流れに沿った展示がされている
ソロモン王によって建立された第1神殿
第2神殿にはイエスも頻繁に足を運んだとも言われている。
その後、ローマ帝国により神殿が壊される(西側の壁は現在も残存)
ユダヤ民族シンボルとして使われているのはこの六芒星
光と闇、創造と破壊など相反するエネルギーの調和という意味合いがあるとも言われています。
このダビデの墓は南のシオン門出てすぐの場所にあります。
地下にダビデ王の墓があります。
今日は撮影禁止でしたけど、画像検索するとこんな感じです。
イスラエルのダビデ王
彼は未だに生きている
とヘブライ語で書いてあるらしい。
ちなみにこの上にはイエスキリストが最後の晩餐をした部屋があり、加えてイスラム支配下の時代にミラフーブ(メッカの方向を指すくぼみ)やアラビア語が書かれており、3つの宗教が1つの建物にまとまっている。
なんともしびれちゃう話。
ユダヤ教にも教派があるが、ユダヤ人は本当にユダヤ人の格好をしている。
長いもみあげ、ヒゲ、被り物。
そして、ユダヤ教徒にとって最大の聖地が「嘆きの壁」である。
嘆きの壁
第2神殿の西側の壁がいまも残っています。
多分ローシュハシャナだったので、近くでは撮ってはいけない日だったので遠目からですが、朝一は500人、いやもっとたくさんのユダヤ教徒たちがお祈りをしていて異様な雰囲気でしたが、非常に貴重なシーンだったかも知れません。
夕方に行った時は空いていて、僕もキッパという被り物を頭につけお参りして来ました。
普段はこのような感じらしいです。
知ってはいたものの、ユダヤ人のここ格好の人達を目の前にするというなんとも感動的です。
本当にこんな格好して街を歩いているんです。たくさん!!
信仰や文化、律法、習慣などは千差万別ですがどれも本当に素晴らしいものですね。
ただ、この人たちの先祖は支配、捕虜、繁栄、衰退、迫害、離散などの経験を経て今この地を踏んでいます。
私たちのように日本の土地で、日本人が、日本語を話し、日本人として住んでいる。
彼らはその感覚とは恐らく別物です。
日本が日本であり続けていることは限りなく奇跡に近いですね。
そう思うと同時に、単純には行きませんがパレスチナ、アラブ諸国との関係も含め、この地の民に本当の安息と平等、平和が来て欲しいです。
きっと、いつか啀み合わずに互いを認め合えるはず。
キリスト教に続くー!
2017/9/21 イスラエル エルサレム🇮🇱
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2024/6月現在 山梨にいます。たまに東京、長野
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